中国代表チームを率いている李鉄(リー・ティエ)監督が「辞任を申し出た」という報道があった。
2019年にマルチェロ・リッピ氏が辞任した後、中国代表の暫定監督として招聘された李鉄氏。2020年1月には正式な指揮官として就任し、ワールドカップアジア最終予選への進出に成功した。
ただ、最終予選ではオーストラリアと日本に2連敗するスタートとなり、その後もサウジアラビアに敗れるなど苦戦。ここまで6チーム中5位という成績となっている。
そして『Sina』などの報道によれば、まだ契約が5年も残っている李鉄氏の側から、30日に中国サッカー協会へと辞任を申し出たという。
しかしながら、他の報道によれば「中国サッカー協会は監督の交代に関して慎重な態度を取っており、少なくとも12月2日までは李鉄氏の下でチームが管理されるそう。
その後あらゆる当事者との会談を進め、物事を決定していく方針だそう。
メディアでは次期監督として武漢を率いる李小鵬(リー・シャオペン)氏が招聘される可能性が高いと伝えられているが…。
李鉄氏は先日のオーストラリア戦で引き分けたあと、記者会見で32分間のスピーチを行い激しいコメントを残した。
それに対して中国サッカー協会が反発して会談を行うと、李鉄氏は自らの過ちを認めてソーシャルメディアでコメントを発表した。
しかしながら、そのときに投稿された写真が中国代表のスポンサーではなく、李鉄氏の個人的なスポンサーのロゴが入ったものだったため、2時間後に削除されていた。
それらの事件について李鉄氏はのちに協会に改めて謝罪。迷惑をこれ以上かけたくないとして辞任を申し出たとか。