レアル・マドリーでプレーしているブラジル代表DFマルセロ。このところは出場機会も少なくなっているが、早くも投資家としての姿を見せているようだ。
『TNT Sports』のインタビューによれば、マルセロは2017年に初めてサッカークラブを買収し、オーナーとして経営を行っているという。
マルセロ
「私は常にアスリートとしてのブランドをどのように拡大していくかという非常に明確なビジョンを持っていた。そしてクラブを買収することは投資のチャンスだった。
2017年にアズリズというクラブを買収したところから始まった。その目的は、アスリートに対するトレーニングのベンチマークにすることだった。
そして次に買収したのがポルトガルのマフラだ。ヨーロッパの市場とブラジルの市場の潜在的なつながりとなるだろう。
2部リーグの多くのチームはブラジル市場へのアクセスに苦労しており、マフラはその窓口として機能する。
良いビジネスだった。マフラは小さなクラブだったが、よく組織されていて、借金もなかった」
アズリズはパラナ州にあるクラブで、マルセロと実業家ペドロ・ヴェベルによって買収されたもの。
トップチームは2019年からパラナ州3部に参戦し、それから2年連続で昇格して現在は1部に所属。来年はブラジル全国選手権のセリエDに参加することも決定している。
そしてマフラは現在ポルトガルの2部リーグを戦っているクラブで、現在は18チーム中8位につけている。元ガイナーレ鳥取のヴィトール・ガブリエルが所属していることでも知られている。
【写真】カップ戦でウニオン1919を3-0と撃破したマフラ。ユニフォームは黄色と緑
マルセロはこの2つのクラブを使い、ブラジルの若手をトレーニングし、そして欧州へと送り込むというビジネスを構想しているようだ。