オランダ代表としてEURO2020にも出場したクインシー・プロメス。彼は2020年に親族への刺傷事件に関与した疑いで逮捕、起訴されている。
『NOS』によれば、彼は警察が盗聴していることを知らずに、家族との電話のなかで刺したことを告白していたという。
プロメスはこれまで容疑を否認してきたが、事件があった直後の夜に通話が盗聴されていたとのこと。会話の内容はいとこを刺殺したかったというものだったようだ。
父との電話で「なぜいとこの前に飛び出してきた。父さんが彼の命を救った。そうしなければ、刺殺していたのに」と話していたそう。また、母と叔母との電話では、「彼はずうずうしい。我慢できなかった。ごめん、許して」とも話していたとか。
さらに、その後の父との電話では「叔母さんをいじめるやつは殺す。父さんや母さんから盗むやつも殺す。家族のなかに俺が殺すやつがいる。俺が銃を持っていなくてよかったよ、もっとひどいことになっていただろうからね」とも話していたようだ。
Quincy Promes has been directly involved in 4 goals in 4 #UCL games this season (3 goals, 1 assist) 🔥🔥🔥@QPromes | @AFCAjax pic.twitter.com/rz5aaARsVx
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 19, 2019
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いとこの弁護士は、これはプロメスの自白だと主張。一方、プロメスの弁護士はコメントを避けている。
ただ、なぜ事件直後にもかかわらず、彼の会話が盗聴されていたのか。
検察は言及を避けているが、刑訴法などの専門家は「(警察の諜報機関が動いており、)プロメスは組織犯罪の捜査に何らかの形でかかわっている」とみている。