チャビ・エルナンデス監督のもとで新たなスタートを切ったバルセロナ。
アシスタントコーチだったヘンリク・ラーションはロナルト・クーマン前監督とともに昨年10月にクラブを去った。
そのラーションは『fotbollskanalen』のインタビューで古巣バルサのやり方を批判している。
ヘンリク・ラーション
「荒れ狂っていたよ。1年目はグラナダにホームで負けるまでは全てが順調だった。
その後、ラポルタが会長に就任して以降は上層部からのサポートが減ったと感じていた。それが夏まで続いた。
夏のオフに入り、自分は翌シーズンも続けるか迷っていた。
(上層部の)決断が遅かった。それが残念だ。
自分にとっては大したことではないが、クーマンはあんな扱われ方をされるべきではない。
我々がやった全てのこと、物事を可能にするためにロナルトがやった“掃除”。(それを考えれば)彼に対する扱いはふさわしくない。
メッシが退団するとは考えもしなかった。あれはチーム全体に影響を与えた。
大変だったが、コーチとしては外野の雑音を遮断して、仕事をしなければならない。
現場に行っても、これが最後になるのか、続けることになるのか分からない日々だった。
楽に回避できたかもしれないが、それにはラポルタが示したリーダーシップよりもはるかに優れたものが必要だっただろう」
「クーマンと私がトップチームに引き上げた選手、バルサの将来にとって偉大な存在になるであろう選手がたくさんいる。
ロナルトは若手にチャンスを与えるという素晴らしい仕事をした。彼はバルサにいい土台を与えたんだ」
大エースだったメッシが退団するなか、復活の土台を築いたクーマンへの雑な扱いに不満を抱いている模様。
また、カンテラから若手を引き上げた手腕も評価されるべきと考えているようだ。