レアル・マドリーでベンチが定位置になってしまったエデン・アザール。
年末にはワールドカップも控えるなか、厳しい状況に立たされている。
ただ、ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は彼を諦めていないようだ。『EFE』のインタビューでこう語っていた。
ロベルト・マルティネス(ベルギー代表監督)
「我々にはアザールが必要だ。我々は国際レベルでの彼を失ってはいない。
クラブレベルでは、これまでは常にそうだったような重要な役割を担えていないが、いまでも彼の目的はチームにとって大事な存在になり、チームを助けることだ。
エデンは非常に明快で合理的な人間だ。自分のやりたいことに盲目になるようなエゴは持っていない。
代表レベルでは、キャプテンであり、我々は全幅の信頼を寄せている。
我々にとって、彼は失った選手ではない。
W杯まで8か月となるなか、状況が少し変わっているのは事実だ。
移籍するか否かで、どれほどの選手が影響を受けるのかは分からない。
エデンの状況も同じように見ている。彼は失ってしまった選手ではない。
いまでもキャプテンであり、試合勘を取り戻せることを願っている。今の彼の目標はクラブとは共有されていないからね」
クラブでは厳しい立場にあるが、代表での地位は揺るぎないということだろうか。
また、マルティネス監督はチェルシーで苦しむロメル・ルカクにも言及。
古巣でタイトルを獲得するために復帰したがっていたとつつ、「チェルシーは9番を固定せずにCLを優勝したチームであり、彼が監督のひとつのオプションでしかないことは理解できる。ロメルは冷静で集中している、チェルシーで大事な時期を迎えたが、重要なことは次の3か月に起きる」とも述べていた。