――前半はコンディションがまだ整ってないように見えた。

前半はミスが多かったので、なるべくシンプルにやろうというのを心掛けていました。

前半相手がプレスをかけてくるというのはミーティングでも言われていました。もうちょっとそこをうまく掻い潜って相手の逆を突ければ良かったなぁと。

僕自身も体が重かったと思いますし、前半はパフォーマンスも良くなかった。後半、相手が(体力的に)落ちてくるという情報は入っていたので、それを踏まえてしっかり立て直そうと頭の中を切り替えてプレーしました。

後半は相手も落ちてきて、時間が経つにつれて前に出てこないといけないという展開のなか交代した(三笘薫)選手がしっかり結果を出してくれました。

ああいうスペースがある中で薫の良さが生きたなと。でも薫だけじゃなくてそれまで皆しっかり耐えたことが勝利に繋がったなと思います。

――攻めてても点が入らない。流れ的にはちょっと嫌だった?

時間を追うごとに戦い方を少しずつ変えていかなきゃいけなくて。

前半の終わり際なんかはリスクをもうちょっと減らさないといけなかった。逆に後半は機を待たなくてはいけなくて、時間が進むにつれて再びリスクを負わないようにプレーしないといけない。

時間帯によって状況がどんどん変わっていって、やり方も変えなきゃいけないっていう中で賢く戦えたんじゃないかなと思います。

前半どっちつかずの展開の中で踏ん張ったことも大きかった。僕と長友選手の裏のところをなんとなく狙ってるなというのはあったので、そこだけしっかり対応しなきゃいけないなと思ってました。

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――キャプテンの重責を果たしたのでは?

プレッシャーから一瞬解き放たれました。今日は。試合が終わった瞬間は解き放たれましたけど、またここからカタール大会に向けての準備が始まるので。

過去を見ても、予選を戦った選手と本選を戦った選手ではガラっと変わる。また1からポジション争いが始まるし、もう予選突破が決まったので次のベトナム戦はメンバーを変えるかもしれない。

6月にはフレンドリーマッチがあります。9月にもありますけど9月は本番を想定しないといけないんで。試せるといったら実質そこの2試合しか準備期間はありません。

そこでもう一回チームで競争が始まるなあという思いです。