FC東京は、20日に行われたJ1リーグで名古屋グランパスと0-0で引き分けた。

今季スペイン人のアルベル・プッチ・オルトネダ監督が就任したFC東京は、開幕10試合でリーグ最少タイの5失点と堅守を誇っているが、攻撃面では8得点と勝ち切れない試合が続いている。

この日も前FC東京の指揮官、長谷川健太監督が率いる名古屋の固い守備を崩すことができず、3試合連続スコアレスドローとなった。

アルベル監督は試合後、「チームが今日のようにボールごとゲームを支配できるようになったところまで成長できたことは素晴らしいと思っています」と評価した。

一方で「名古屋さんがもう少し前からプレスし続けることをイメージしていましたけど、ブロックを下げて守ってきました」と相手の戦い方が守備的だったと説明。

そんななか77分に3枚の交代カードを一気に切るなど、自分たちは攻撃的な姿勢を貫いたことを強調した。

アルベル・プッチ・オルトネダ(FC東京監督)

「(3枚同時交代の意図は)攻撃の強度の高いプレーです。そして、勝利のために大胆なプレーをすることです。

(中村)帆高の投入に関しては、(小川)諒也が疲れている部分もあったので、より守備の貢献を求めました。三田(啓貴)と(山下)敬大の2人はより攻撃的なプレーを求めました。

もちろん、あの3枚代えでトータル5枚の交代になったので、リスクの高い交代だったと思います。それ故に、最後、森重が痛めたのに交代できませんでした。

ただ、リスクを冒さなければ何も勝ち得ないと思います。FC東京も私も臆病者ではありません」

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なお、名古屋もこれで3試合連続の無得点となっている。

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