伊東純也、前田大然、浅野拓磨、古橋亨梧――現在の日本代表には“史上最高”といって差し支えないほどのスピード自慢たちが揃っている。
技術こそ正義であった日本サッカー界が変革の時を迎えているのかもしれない。事実、Jリーグにも50m5秒台や30m3秒台といった逸話を持つ選手たちが新加入も含め多数揃っている。
では、現在のJ1リーグで最も速い日本人選手は誰なのだろうか?編集部より5名をピックアップしてお届けしよう。
小屋松 知哉
柏レイソル
タイム:50m5秒9
京都橘高校2年時に全国高校サッカー選手権で準優勝。一学年先輩の仙頭啓矢とともに得点王に輝いた。
Jリーグでは名古屋グランパスに加入も左ひざの怪我に見舞われ活躍が仕切れず。2017年に京都サンガへ加入すると3シーズンプレー。特に2019シーズンは田中一三監督の下、(高校の先輩)仙頭と再びコンビを組み攻撃的なサッカーの象徴になった。
2020年よりサガン鳥栖へ移籍しJ1で初めてシーズンを通して活躍をすると、昨シーズンは6得点4アシストをあげた。今季柏レイソルへ完全移籍しネルシーニョ監督のもとでさらなる躍動を見せるか。
横浜F・マリノス戦ではサガン鳥栖での同僚だったDFエドゥアルドに「小屋松のスピード」と名指しで警戒をされた。爆発的なスピードは健在で縦への突破だけでない。途中出場でアクセントをつけるもよし、プレッシングで守備に貢献するもよし、得点もとれるとあれば日本代表もいよいよ狙えるだろう。