北海道コンサドーレ札幌は、20日のYBCルヴァンカップで京都サンガに4-2と快勝した。
この試合では19歳のFW中島大嘉がヘディングで2ゴールを記録。中島は限られた出場時間のなかで今季の公式戦10試合6ゴールを決めている。
【動画】“和製ホーラン”中島大嘉の日本人を超越したヘディング弾
最近になって急速に注目が集まっているが、札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督はこうした流れに警鐘を鳴らした。
ミハイロ・ペトロヴィッチ(北海道コンサドーレ札幌監督)
「2得点したことは良かった。若く将来性のある選手である。
ただし、それ以外の部分ではもっとオフ・ザ・ボールの動きなどを改善しなければいけない。味方に対するサポートの動きなどはまだまだ粗削り。得点したことで彼の評価は上がると思うが、慎重に見ていかないといけない。学ぶべきことをしっかり学ばせることもしなければならない。
ペナルティーエリアに入ってからの得点する動きは才能がある。ただし、ピッチ全体ではまだまだ課題がある。一つひとつを学んでいく中で選手としてのプレーの幅を広げていってほしいと思う。
メディアは2得点で彼を注目する存在として取り上げるが、私は監督として彼の成長を後押しするために、地に足をつけた姿勢でサッカーをさせなければいけない。そのあたりのバランスをとっていかないといけない」
温厚な人柄で知られるペトロヴィッチ監督だが、中島のプレーについて発せられたのは手厳しい言葉ばかり。
若手の育成にも定評ある64歳の指揮官は、若い才能を守るためにあえてこのような言葉を選んだということだろうか。
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