2大会ぶりのワールドカップ出場を決めたオランダ代表をキャプテンとして牽引するリヴァプールDFフィルヒル・ファンダイク。彼は31歳にして初のワールドカップ出場を叶えることになる。
サウサンプトンで吉田麻也とコンビを組んだファンダイクが、100億円を超える移籍金でリヴァプールに加入したのは26歳の時。10代の頃からポテンシャルは評価されていたものの、本格的にブレイクするまでには時間がかかった。
本人は『Ziggo Sport』のインタビューでこんなことを話している。
フィルヒル・ファンダイク
「(膝の靭帯損傷からの復活を)当然だと外部の人達が思っていたことに驚かされたね。
いまは全く問題ない。シーズン前半はやや気になったし、試合でのキレに影響していたかもしれない。
いまは何に悩んでいたのだろうと思っているよ。
自分はブレイクが遅かったので、キャリアをさらに楽しめているんだ。
セルヒオ・ラモスと同じくらいのトロフィーは決して勝ち獲れないけれど、問題ではないさ。
自分が成し遂げたことを誇りに思っているし、遅咲きの若者たちのモチベーションにもなる。それを誇りに思う」
10代の時からレアルで活躍していたセルヒオ・ラモスとは違うとしつつ、自分みたいな遅咲きがいることで若者の希望になると感じているようだ。
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海外のファンたちは「彼はやや遅咲き。全ての選手が22歳の段階でCL決勝に出場できるようになっている必要はない」、「重要なのはタイトルの数じゃない。彼はリヴァプール史上最高の伝説的DFとして記憶されるはず」、「セインツに加入した時点で素晴らしい選手だったけれど、メンタルを改善させた。食事とプロ意識もね。クロップのもとでさらに成長したけれど、常に能力は持っていた」などと反応している。