今夏、新しいオーナーへの株式売却が進められているフランス・リーグアンの強豪リヨン。
これまで長くジャン=ミシェル・オラス氏によって経営されていたものの、今夏アメリカ人実業家のジョン・テクスター氏に過半数の株式が売却されることになった。
ジョン・テクスター氏はストリーミングサービスを展開する『fuboTV』の元会長であり、現在はスポーツビジネスを幅広く行っている。
ボタフォゴ(ブラジル)、クリスタル・パレス(イングランド)、RWDモレンベーク(ベルギー)の3クラブでオーナーを務めていることでも知られる。
彼はこの夏にリヨンの株式保有比率を66%まで上げることになり、正式に筆頭株主としてオーナーに就任することになった。
【動画】新たにリヨンのオーナーになる予定のジョン・テクスター氏
そして今回その独占的な交渉が始まったことを受けて記者会見を開いたのだが、『L'Equipe』によればそこでジョン・テクスター氏は以下のように話したという。
ジョン・テクスター
「我々はなにかユニークなことをしたいと思っている。ジャン=ミシェル・オラスはサッカーとフランスの市場に精通しており、ビジネスをよく知っている。
パリ・サンジェルマンのようなプロジェクトは好きではない。オラスが数年間やってきたことを続け、エンターテインメントとテクノロジーを取り入れれば、カタールの投資家よりも多くのお金を稼ぐことができるはずだ。
クリスタル・パレスのシャツを着たブラジルの人々も、ロンドンのパブでボタフォゴのシャツを着た人々も見てきた。それが私がリヨンに望んでいることだ」