モハメド・サラーとともにプレミアリーグ得点王に輝いたトッテナムFWソン・フンミン。

厳格な指導で彼を育て上げたのが、元サッカー選手だった父のソン・ウンジュン氏だ。

『The Athletic』によれば、フンミンは1100万ポンド(18億円)もの資金を投じて、「ソン・フットボール・アカデミー」を設立したという。

そこでは、父ウンジュンや同じく元サッカー選手の兄フンユンも指導に当たっているというが、アカデミーの選手たちは15歳になるまでシュートを打つことが禁止されているとのこと。

15歳になるとフンミンと同様に集中的にシュート練習に取り組み、両足を使えるようになることに重点が置かれる。18歳当時のフンミンは左右両足でそれぞれで500回ずつシュートを打っていたとか。

ソン・ウンジュン(ソン・フンミンの父)

「15歳になるまでは、子供たちにシュートを打てとは教えない。

なぜか?まだ彼らは完全に成熟していないので、靭帯や関節を痛めてしまうからだ。フンミンもそうした。

その年齢の時に我が子たちがクラブの試合に参加するのに反対した理由もそれだ。現在のグループも同じ哲学を持っている」

「(フンミンが両足を使えることを)それほど誇りに思っているわけではない。

あれは私が教えていることのデモンストレーションでしかない。

私が強調したいのは、優れた選手なら、ボールを持ってやりたいことを自由にやれるべきということ」

まだ体が出来上がっていないので15歳まではシュート練習を控えさせているとのこと。

【動画】15歳までシュート禁止!ソン・フンミン、衝撃の超両利きゴール

また、フンミンは父の勧めもあり、現役を引退するまでは結婚するつもりはない。父ウンジュンは「魅惑的なものがある。成功するためにはそういったどうでもいい邪魔なものを斬り捨てる鋼の心が必要なんだ」と語っており、そういった厳格さが成功の理由だと考えているそう。

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