3日に行われたルヴァンカップの準々決勝1stレグで、アビスパ福岡のGK山ノ井拓己がフィールドプレーヤーで出場する珍事があった。

新型コロナウイルスの影響でメンバーがもともと足りなかった福岡は、ベンチ入りがわずか4人。そして後半アディショナルタイムに城後寿が交代となり、その代わりとしてGK山ノ井拓己が前線で起用されることになった。

その後試合は対戦相手のヴィッセル神戸が1点を返して2-1で終了。無事に山ノ井拓己は勝利の瞬間に立ち会うことができた。

【動画】フィールドプレーヤーでプレーした山ノ井拓己、そして彼と交代した城後寿

山ノ井拓己

「びっくりです、率直に城後さんはスゴいと身にしみて感じました。最後は守れなくてすみません。

こんな経験、人生の中でできるとは思っていませんでした。次は失点しないように、キーパーでもフィールドでも頑張ります」
城後寿

「何年か前にゴールキーパーをやりました。なんとかチームのためにと思ってやったんですけど、今度は逆でした。

キーパーの選手がフィールドプレーヤーでピッチに立つということはなかなかないですし、拓己自身も不安だったと思います。

どういうところでやればいいのか全くわからない状況だったと思うんですけど、一緒に頑張っている姿を外から見て、改めてチームとしての一体感を感じられました。

まだまだ苦しい状況は続くと思うんですけど、どんな状況になっても勝つことだけを考えてプレーしたいなと思います」

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