水戸ホーリーホックの一員としてだけでなく、今やフィリピン代表としても活躍するタビナス・ジェファーソン。

24歳のDFが大きな成長を遂げたのが、2020シーズンに川崎フロンターレから期限付き移籍で加入したガンバ大阪U-23時代であった。

森下仁志監督のもと本格的にセンターバックへコンバートされると、リーグ戦30試合に出場。キャプテンを務めることも多く、この年限りで解散となったチームの歴史に名を残している。

そんなタビナスに今回、Qolyが直撃!昨年スタートさせた「外国籍選手のお名前企画」に関する話題とともにいろいろ聞いてみた。

フィリピン代表や川崎フロンターレ時代を中心にお届けした前編に続くインタビュー後編では、FC岐阜やガンバ大阪U-23、そして現所属の水戸ホーリーホックでの話題をお届けする。記事ではその中から一部を紹介。

(取材:2022年6月29日)

――(前略)FC岐阜への期限付き移籍を経て、2020年にガンバ大阪に加入、U-23チームでプレーしました。最初からU-23での契約だったのですか?

いや、シンプルにU-23とは言われていませんでした。「チャンスがあればトップでも出られる」「良ければ出られる」と言われていたので、即決しました。

――当時の指揮官は森下仁志監督でした。思い入れがあるそうですね。

まずガンバへ行った時に、仁志さんに「大丈夫!お前は絶対に良くなるから」と言われました。

何度も何度も二人で話しましたし、仁志さんは選手に対して愛を持って接する方なので、言っている言葉の一つ一つに重みを感じますし、それが何か自分のためになると信じて取り組めました。