セビージャからマンチェスター・ユナイテッドにローンバックしたアントニ・マルシャル。
近年は怪我に苦しんでいるが、ジョゼ・モウリーニョ監督とはこじれた関係にあったようだ。彼は『France Football』でこう綴っていたそう。
「始まりは背番号だった。
彼はシーズンオフに11番に変更しないかとメールを送ってきた。レジェンドであるライアン・ギグスの番号だったから素晴らしいことだと説明してね。
僕はギグスを大尊敬しているけれど、9番から変えたくないと伝えたんだ。
で、クラブに戻ると僕の番号は11になっていた。うまくいかなかったのさ(笑)。
彼は僕を軽視した。メディアに僕のことを話した、軽いフレーズで。レアル・マドリーでカリム・ベンゼマにやったのと同じようにね。
(モウリーニョ就任)2年目の前半は自分がチーム内得点王だったのに、彼はアレクシス・サンチェスを連れてきて、僕はあまりプレーできなくなった。
ワールドカップの年でもあったので、自分にとっては非常に大きな代償になった。
特にフランス代表は優勝したからね。僕は本来なら出られるはずだった」
マルシャルはユナイテッドで背番号9だったが、2016年に加入したズラタン・イブラヒモヴィッチがその番号をつけることになったため11番に変更(イブラ退団後は再び9番に)。ただ、本当は譲りたくなかったそう。
また、2017-18シーズンは好調だったものの、モウリーニョがアレクシスを獲得したことで、自分はワールドカップ出場を逃すことになってしまったと恨み節を述べていたようだ。
26歳になったマルシャルだが、まだワールドカップに出場した経験はない。1年ほど代表から遠ざかっているが、復活はなるだろうか。