来年行われる女子ワールドカップに向けて強化を進めているなでしこジャパン。6日にアフリカの強豪に成長したナイジェリアを迎えて親善試合を行った。
この試合、なでしこジャパンは新たに3-4-3のフォーメーションを使用し、最終ラインには三宅、高橋はな、熊谷紗希の3枚を並べた。
前半はなかなか攻撃のペースを掴めず、得点機といえたのは宮澤ひなたのロングシュートや26分の田中美南の飛び出しのみ。
逆にナイジェリアのDFプランプターの強烈なフリーキックをクロスバーに当てられるヒヤッとした場面もあり、やや不完全燃焼に。
しかし、それを後半は修正。右サイドのウイングバックに起用した清家が攻撃参加で幅を使い、ゴールに迫る場面を形成。
そして64分には猶本光のフリーキックから先制点を奪取する。ポトンと裏に落としたボールに、田中美南がペナルティエリア左から飛び出して胸トラップし、シュートへ持ち込んだ。
さらにその直後、ワンタッチパスでの連携から裏に抜け出した杉田妃和がDFオハレに倒されてPKを獲得。田中美南が冷静なコロコロシュートで右隅に決め、リードを広げた。
そして試合はこのまま2-0で終了。なでしこジャパンはこの10月のインターナショナルマッチを勝利でスタートすることに成功した。
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なお、なでしこジャパンは10月9日に長野Uスタジアムでニュージーランド代表と対戦する予定だ。そして来月には現欧州王者のイングランド代表と親善試合を行う。