UAEによる買収以降、サッカー界屈指の資金力を見せつけてきたマンチェスター・シティ。

『Manchester Evening News』によれば、そのシティの元幹部に18カ月の実刑判決が下されたという。

33歳のフィオナ・バークレイは、シティのホスピタリティ部門で事業開発マネージャーとして働き、3万ポンド(500万円)ほどの年収を得ていた。

だが、現在妊娠中の彼女は、結婚式の費用などとして10万ポンド(1653万円)以上をクラブからだまし取ったことが発覚。不正に得た金を結婚式費用、夫と家族へのプレゼント代に使ったと供述した。

昨年3月に2.5万ポンド(413万円)の返金があった際に会計士が怪しいと指摘したことでバークレイに疑惑が浮上。その際、彼女は“ミス”を認めて謝罪し、1.5万ポンド(247万円)を自分の口座に入金したが返金したと主張した。

だが、クラブのさらなる調査によって、2019年6月からシティの金を着服し続けていたことが判明。横領額は10.4万ポンド(1718万円)にもなり、そのうち8.9万ポンド(1470万円)は返金されず。彼女は昨年3月時点で解雇された。

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弁護士は「(スコットランドの)自宅から何百キロも離れたところで孤独に陥った。そして、リテールセラピー(買い物でストレスを発散すること)に癒しを求めた。問題はそのリテールセラピーが彼女の雇用主の金を犠牲にするものだったこと」などと主張。解雇後に旅行会社で働くようになった彼女は、法廷で涙も見せたが、有罪判決が下されることになった。

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