開幕が迫ってきたカタールワールドカップ。
日本代表史上初の3大会連続ゴールを決めた本田圭佑は、今大会には出場しない。「ABEMA FIFA ワールドカップ 2022 プロジェクト」のGMとして外から、世界の戦いを見つめることになる。
その本田はAbemaの「MOMENT OF TRUTH」でこんな話をしていた。
「(ともに戦った代表監督で『懸命』と言われて思い起こす人は?)
岡田(武史)さんですね。
自分が間違っていると思えば、なかったことにできる…その瞬間的な勝負師っていうほうが、僕のなかでの印象。
それって面白い人じゃないとできないんじゃないかなと思っていて。
組織で動いているわけで、ネガティブな言い方をしたら、ちゃぶ台をひっくり返すような話じゃないですか。
懸命っていう言葉がハマるかは分からないんですけど、めちゃくちゃおもろいなっていのは思いますし、思いましたね。
(岡田さんはどんな監督だった?)
僕の岡田さんに対する印象なんですけど、勝負師な感じなんですよね。
情熱と繊細さが入り混じった本当に賢い方だなあと」
岡田監督といえば、2010年W杯の直前に本田を1トップに据える大改造を決断したことで知られる。
それまでに本田は岡田監督にプレースタイルに対する苦言を呈されたこともあったが、2010年1月にCSKAモスクワに移籍し、そこでのプレーで指揮官を納得させた。
W杯前のチーム大改造の英断を含めて、「ちゃぶ台返し」もいとわない勝負師だと感じているようだ。また、おもしろさを兼ね備えた人だとも。
【関連】日本代表、W杯に出場した「高校サッカー部出身最強ベストイレブン」
本田はカンボジア代表で指導者も務めており、そのあたりでも岡田監督の采配に対して感じるところがあるのかもしれない。