開幕が迫ってきたFIFAワールドカップ・カタール大会。同国は人権問題などを抱えており、欧州からは強い反発が起きている。

そうしたなか、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長の発言が話題になっている。『BBC』によれば、カタールを擁護しつつ、西側諸国を「偽善」だと非難したとのこと。

ジャンニ・インファンティーノ(FIFA会長)

「今日、私は強い感情を抱いた。カタール、アラブ、アフリカ、ゲイ、障害者、移民労働者を感じた。

我々はヨーロッパや欧米から多くの教訓を得てきた。

私はヨーロッパ人だ。我々が世界中で3000年間にやってきたことについて、道徳的な教訓を与える前に、次の3000年のために謝罪するべきだ。

もし、ヨーロッパ人がこの人達の運命を案じているなら、カタールがやったように、多くの労働者たちが欧州で働けるような合法的なルートをつくればいい。

彼らに未来と希望を与えるのだ。

私には批判を理解するのは難しい。我々は彼らを助け、教育し、よりより未来と希望を与えるために投資をしなければいけない。

我々は自分たち自身を教育しなければならない。多くのことが完璧ではないが、改革や変化には時間がかかる。

このような一方的な道徳的教訓は偽善に過ぎない。なぜ2016年以降のカタールの進歩を誰も認めないのか不思議だ。

(W杯開催が決まった)12年前に下された決定への批判を受けるのは楽なことではない。

カタールは準備が整っているし、史上最高のW杯になるだろう。

私はカタールを擁護する必要はない、彼らは自らで守ることができる。

私はサッカーを守る。カタールは多くの進歩を見せてきたし、私は他の多くのことも信じている。

当然ながら、私はカタール人でもアラブ人でもアフリカ人でもゲイでも障害者でも移民労働者でもない。

だが、彼らのように感じている。なぜなら、外国で外国人として差別され、いじめられることの意味を知っているからだ。

私は子供の頃にいじめにあった。赤毛でそばかすがあったからだ。それでいじめられた」

この発言には欧州から反発が起きている。

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『Berlingske』によれば、デンマークサッカー協会のペーター・ムラー氏はショックを受けたという。

同氏は「彼はぞっとするような話をした。彼は欧州諸国を恨んでいるようだ。突然、人種差別を持ち出したことについては反対せざるを得ない。全く理解できない」と述べていたそう。