グループステージはいよいよ2試合目に突入。その初戦として25日、ウェールズとイランが対戦した。
アメリカ相手に追いつき勝点1を獲得したウェールズに対し、初戦でイングランドに2-6の完敗を喫したイラン。ともに勝点3が欲しい試合であり、イランは怪我を抱え初戦ベンチスタートだったサルダル・アズムンがこの日はスタメンに入った。
試合では、イランがそのアズムンとイングランド戦2得点のメフディ・タレミを生かす速い攻撃をたびたび展開。ただ最後の精度が低く、一方でウェールズもなかなか効果的な攻撃ができなかった。単発の決定機こそあったもののゴールのないまま試合を折り返す。
後半は前に出てくるウェールズにイランがカウンターを仕掛けるという構図がより鮮明に。ゴールに迫る場面も増え、52分にはアズムンとアリ・ゴリザデらが連続で決定的なシュートを放つが、いずれもゴールポストに阻まれた。
試合は徐々にオープンになり、86分にはウェールズGKウェイン・ヘネシーが抜け出したイラン選手をブロックしてて一発退場。しかし最終戦の相手がイングランドのウェールズは守ることを選択しなかった。
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迎えた90+8分、ゴール前でこぼれ球を拾ったルーズベー・シシュミのミドルでイランが先制すると、3分後にはラミン・レザイーアンが追加点。
初戦惨敗のイランが2-0で勝利し、初のグループステージ突破に向けて大きな勝点3を手にした。