ワールドカップ初戦で王者フランスに4-1で敗れたオーストラリア。
チュニジアとの第2戦には0-1で勝利したが、決勝ゴールを決めたのは、ミッチェル・デュークだった。
彼はJ2ファジアーノ岡山でプレーする31歳のストライカー。
得点後に見せた指でのジェスチャーは、愛する息子に向けたものだった。
ミッチェル・デューク
「W杯に選出された時に息子と話したんだ。分かち合おうってね。
あのジェスチャーは息子の名前のイニシャルであるJの文字を表すものだった。
まだ見ていないけれど、スタジアムにいた息子も送り返してくれたはずさ。
残りの人生でとても大切にしたい瞬間。一生の宝物になるはずさ」
W杯の舞台でのゴールを一緒に分かち合うために、一緒にするジェスチャーを決めていたとか。
普段、デュークは日本でプレーしているが、息子さんは英国で暮らしているそう。
それだけに試合直後には感涙しかけており、「言葉がない。泣き出しそうだ。自分や家族、サポーターにとって物凄く大きな瞬間だからね。人生最高の瞬間さ。ここに来るまでにたくさんの犠牲を払ってきたから」とも話していた。