決勝トーナメントの戦いが始まったFIFAワールドカップ・カタール2022。

優勝候補にも挙げられていたドイツだが、日本との初戦に敗れると、2大会連続のグループステージ敗退となった。

国内でも「恥辱的」と伝えられているが、ドイツ紙『Bild』によれば、ハンジ・フリック監督が見せたある采配が話題になっているという。

それはコスタリカとのグループステージ最終戦での出来事。2-4でリードしていたドイツは後半アディショナルタイム93分にDFニクラス・ジューレに代えて、DFマティアス・ギンターを投入した。

堂安律のチームメイトでもあるギンターは28歳のセンターバック。2014年、2018年大会に続く3度目のW杯出場だったが、これまで出場機会はなく、W杯のピッチに立ったことは一度もなかった。

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フリック監督はそんな彼のためにわざわざ最後の交代枠を使ったというのだ。

同紙では「普通の交代ではない。スポーツ的には何の意味もないが、人間的な意義があるものだった。フリックは敗退が迫っていることを察知し、W杯で1分もプレーしたことがなかった彼を投入したのだ。大失敗となった今大会でフリックが見せた最も人間味あふれる瞬間だった」と伝えている。