驚きの番狂わせが相次ぐ今ワールドカップ。
ベルギーとスペインを沈めたモロッコ代表も下剋上を成し遂げたチームのひとつ。
そのモロッコの主力のひとりがハキム・ジヤシュ。彼はチェルシーに所属する天才肌のレフティだ。今大会ではカナダ戦で見事なゴールを決めている(動画42秒から)。
彼はヴァヒド・ハリルホジッチ監督との関係が崩壊したことで一時は代表引退を宣言したが、同監督の解任を受けて今年9月にチームに復帰した。
オランダ生まれでユース世代ではオランダ代表だったが、21歳だった2015年にモロッコ代表に鞍替えしている。
CNNにも寄稿するハレド・ベウドゥン氏によれば、ジヤシュは代表デビュー以降、代表戦での報酬を一銭たりとも受け取ったことがないという。その全てをモロッコのチームスタッフや貧しい家庭に寄付しているそう。