オランダ・エールディビジのユトレヒトは、「ヘンク・フラセル監督が辞任した」と公式発表した。
今年春までスパルタ・ロッテルダムの監督とオランダ代表のアシスタントコーチを兼任していたヘンク・フラセル氏は、4月からユトレヒトの指揮官に就任。
今季は14試合を戦って7勝3分け4敗と好成績を残しており、エールディビジでも7位につけている。
しかしながら、今回そのヘンク・フラセル監督が自ら辞任を申し出てチームを去ったことが明らかにされた。
『Voetbal International』によれば、そのきっかけはユトレヒトでプレーしているドイツ人FWアミン・ユネスとの対立であるそう。
土曜日の練習中に両者は激しく衝突し、ヘンク・フラセル監督がアミン・ユネスを突き押して首を掴む場面があったとのこと。
そして、クラブがそれに対して行動を起こす前にヘンク・フラセル監督は自ら辞任を申し出たという。
ヘンク・フラセル
「監督としての自分にこれまで起こったことのないものだった。私にも、クラブにもふさわしくないものだった。
私はクラブにダメージを与えた。多くの人々を傷つけた。私自身も含めてだ。
それがユトレヒトの監督を辞任することを決意した理由だ。自分の行動は正しいものだと感じておらず、すべての関係者に謝罪したい」
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なお、ユトレヒトの次の公式戦は1月8日、フェイエノールトとのホームゲーム。それまでに新しい監督を探さなければならない状況となった。