「PR」『サカつくRTW』では12月14日から欧州のスーパースターたちが登場する“New Road Anniversary LEGEND SCOUT”を開催中だ。

11月20日に開幕したワールドカップ・カタール大会もいよいよクライマックス。決勝は前回王者のフランス代表と南米の雄アルゼンチン代表という顔合わせとなった。

勝者があれば敗者も生まれる残酷な世界。これまでの歴史においても数多のレジェンドが歓喜し、そして涙を流してきた。

そこで今回は、「もしワールドカップの決勝をやり直すことができたら…」という視点でお届けしよう。

ヨハン・クライフ

理想のフットボールを追求し、近代戦術にも多大な影響を及ぼしているヨハン・クライフ。

恩師リヌス・ミケルスが提唱した“トータル・フットボール”を体現する存在であり、1974年のワールドカップは彼らが掲げる理想が世界を包み込む…はずだった。

そこに立ちはだかったのは、皇帝フランツ・ベッケンバウアー擁する西ドイツ代表だ。両者の決勝戦はオランダ有利と考えられたが、エースのクライフがベルティ・フォクツに完璧に封じ込まれ、まさかの敗戦を喫してしまったのだ。

美しいフットボールの敗北を誰もが嘆いた。だが勝者のベッケンバウアーが放った言葉は今や伝説であろう。「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ」。