リオネル・メッシ

史上最高のフットボーラーといって差し支えないメッシだが、ワールドカップのトロフィーだけは手にしてない。その事実が、母国で未だマラドーナを超えていないとされる所以だ。

最も近づいたのは、2014年ワールドカップ・ブラジル大会。宿敵の地で勝ち進んだ彼らは、地元ブラジルを準決勝で7-1と無慈悲に葬ったドイツと決勝で相まみえた。

これまで南北アメリカ大陸で開催された大会でヨーロッパの代表が優勝したことはない。さらにアルゼンチンは1986年大会決勝でドイツを下して世界一となり、マラドーナが“神”となったという過去がある。

メッシにとって全ての条件が整っていたのだが…。

アルゼンチンは延長でマリオ・ゲッツェにゴールを許し、ドイツに0-1で敗戦。通算3度目の世界一を逃した。

2022年カタール大会でアルゼンチン代表は決勝へと勝ち進んでおり、残りあと一つ。35歳のメッシにとって最後とも言われるこの大会で悲願の世界一を勝ち取れるだろうか。