今冬のマーケットでメンフィス・デパイをアトレティコ・マドリーに放出したバルセロナ。さらにジェラール・ピケも現役引退している。
それによってサラリーキャップの制限に余裕が生まれ、ガビやロナルト・アラウホ、イニャキ・ペーニャ、アレハンドロ・バルデなどの契約更新がようやく可能になると伝えられていた。
しかし『MARCA』や『RAC1』などの報道によれば、その目論見通りに物事は進んでいないようだ。
メンフィスとピケの退団で給与の制限については余裕が生まれたものの、新たな契約を結ぶにはその他の条件が満たされていないという。
契約の更新を行うにあたって、来年のチームのサラリーキャップを想定したものになること、そして次の2シーズンの財務計画書を提示しなければならないということがネックになっているとか。
そのため、現時点ではまだ上記の4名の新しい契約をリーガに登録することができていないとのこと。
冬のマーケットでバルセロナはガビとイニャキ・ペーニャをトップチームのプロ登録に切り替え、背番号をそれぞれ30→6、26→13に変える予定だった。
ただアラウホやバルデも含めてまだサラリーキャップ制度の周辺にある問題を解決することができず、夏まですべてを保留しなければならない可能性もあるそうだ。
もちろん、これによってガビらがプレーできなくなるわけではなく、このままBチームの選手扱いでリーガに出場することは可能である。
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しかし一方『Sport』によれば、これについてはバルセロナも全て把握しており、更新に関するすべての書類をまとめてリーガに送付しているという。一両日中に肯定的な返答があることが期待されているとも。