「僕、サウサンプトン時代にね、当時はシント=トロイデンにいた冨安健洋とフローニンゲンにいた堂安律とザルツブルクにいた南野拓実を推したことがあるんですけど。誰も獲らなかったっていうね。
結果、拓実は後にサウサンプトンに来たんですけど。結果的に今はみんな活躍されてらっしゃいますよ!
日本人を見るのは難しくないんだけど、海外の選手が伸びるかどうかを判断するのはすごい難しい。っていうのは、性格に難がありすぎる。
性格ってすごく選手の成長に左右するんですけど、性格がいいから活躍するとも限らないし、性格がすごい悪い…悪いというか我が強いからダメっていうわけでもないし、難しいところなんですよね。
例えば、いまはマンチェスター・ユナイテッドにいるルーク・ショウっていう左サイドバックの選手。いまはセンターバックもたまにやってますけど。
(サウサンプトンで)彼が16歳くらいでトップチームに上がってきた時に一緒にやってたんですけど、まぁふてぶてしいんですよね、態度が(笑)。
なんかこう、リスペクトしている感じじゃないんですよ、ただすごい良い子だったんですよね。
だから、こいつすげぇ早咲きだけど大丈夫かみたいな。このままうまくいくのかなって思っていたら、結局、今日の今日までマンチェスター・ユナイテッドにいるので。結果は出すし。
逆にいうと、すごい真面目な選手で毎日一生懸命やってても芽が出ない選手もいるわけで、これはサッカーの難しいところだなぁと思いますね」
吉田はサウサンプトン時代に冨安、堂安、南野の獲得を勧めていたとか。彼らは性格的にも問題なしということのようで、吉田は自らの慧眼を誇っていた。
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また、若くして出てきたルーク・ショウは目上の先輩にも全く臆することない性格をしていたとか。