鎌田大地が加入する噂もあったポルトガルリーグの名門ベンフィカに、「相手チームを買収して試合の結果を操作した」疑いがかかっているようだ。
『TVI』の報告によれば、その疑惑の試合は2017-18シーズンの最終節、モレイレンセとの対戦だったとのこと。
この試合では51分にベンフィカのFWジョナスがペナルティキックで先制点を決めて1-0で勝利しているが、この結果は「契約的なものだった」疑いがあるそう。
ベンフィカはこの試合の2ヶ月後にモレイレンセからMFアルファ・セメドの保有権50%を獲得しており、その際には250万ユーロ(およそ3.6億円)が支払われている。
この引き換えに試合で便宜を図った可能性があるとして、現在ポルトガルの当局が捜査を行っているそうだ。
また、同じ2017-18シーズン終了後にアカデミカ・コインブラからベンフィカへ移籍したFWシキーニョの取り引きについても疑わしいものがあるとも。
「ビッグ3」と言われるFCポルト、ベンフィカ、そしてスポルティングの3チームが圧倒的な力を誇るポルトガル。
そのため、多くのスモールクラブの財政がこのビッグ3に依存している部分があり、その利害関係によって腐敗が発生している可能性があるという。