モンツァでプレーしている31歳のDFアルマンド・イッツォが、八百長に関与したとして5年の禁固刑を言い渡された。

問題となっているのは2013-14シーズンのイタリア・セリエB、40節のアヴェッリーノ対レッジーナ、41節のモデナ対アヴェッリーノ。

試合はそれぞれ3-0、1-0という結果に終わっているが、スポーツベッティング(賭け)において意図的と思われるパターンが発見されていた。

この試合に関する調査のなかで当時アヴェッリーノに所属していたアルマンド・イッツォが逮捕され、2022年12月にナポリの検察官から4年と10ヶ月の禁錮刑を求刑されていた。

『alfredopedulla』によれば、その結果アルマンド・イッツォに対して5年の禁錮刑が言い渡されることになったとのことだ。

アルマンド・イッツォのいとこであるウンベルト・アキュルソは、ナポリのセコンディリアーノ地区を本拠地としているマフィアの大物であり、それもあって犯罪組織との関与が疑われているとのこと。

今回アルマンド・イッツォ自身が報告したところによれば、レッジーナ戦については無罪だと認められたものの、一方のモデナ戦での八百長行為が有罪となったという。

ただ、アルマンド・イッツォ自身は当初から八百長への関与を否定しており、しかもこの2試合には出場していない(レッジーナ戦はベンチ外、モデナ戦はベンチ入りのみ)。

この判決を受け、アルマンド・イッツォとモンツァは控訴のプロセスを進め、今後の裁判で争っていく姿勢を示している。

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なお、イタリアではこれらの控訴審が数段階存在し、その最終段階まで進まなければ実際の有罪とは認められず、それまではアルマンド・イッツォが投獄されることはない。

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