昨シーズンはUEFAチャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠を成し遂げたレアル・マドリー。
今季はリーガの覇権をバルセロナに奪われたほか、CLでも準決勝敗退となり、コパ・デル・レイの優勝のみとなった。
ベテランが多いチームは過渡期にあるという見方もある。ただ、カルロ・アンチェロッティ監督はこう述べていた。
「答えるのは心苦しいがやってみよう。
来季から移行が始まるという話が多いがそれは違う。私がやってくる(2021年)前から始まっていた。
すでに2018年からピースは失われ始めていた。クリスティアーノ・ロナウドが去り、そして、若手たちがやってきた。
その後、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ベイル、イスコが去り、並外れたクオリティを持つ若手たちがやってきた。
ヴィニシウス・ジュニオールは昨季、大きな役割を果たしたし、いまや議論の余地はない。
ベンチスタートだったカマヴィンガやロドリゴもバルベルデやミリトンのように本当に確かな存在になった。チュアメニもだ。
だから、移行はとっくに始まっている。徐々に若手が目立ち始め、ベテランたちは目立たなくなっていく。
モドリッチ、クロース、カルバハル、ナチョがやめたら、(移行は?)終わるだろう」
エースだったロナウドが退団した2018年から徐々に世代交代は行われてきたと指摘。
なお、37歳のルカ・モドリッチ、35歳のカリム・ベンゼマ、33歳のトニ・クロース、33歳のナチョらは現時点では今季限りの契約となっている。
20代のマルコ・アセンシオやダニ・セバージョスを含めて契約満了になる選手たちと再契約を結ぶのか注目される。