J1ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタの退団が25日、発表された。
- イニエスタ選手退団のお知らせ -
アンドレス イニエスタ選手が7/1(土)J1第19節vs.札幌の試合を最後に退団することが決定いたしましたのでお知らせいたします。
We regret to announce the departure of @andresiniesta8 from our club.https://t.co/2OyxtVK0ya#visselkobe #ヴィッセル神戸 pic.twitter.com/cDf0X5Lvt6
— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) May 25, 2023
2018年入団から5シーズン半にかけてワールドクラスのテクニックと判断の良さでチームをけん引してきた。
2019年にクラブ初タイトルの天皇杯を勝ち取り、翌年にはFUJI XEROX SUPER CUPを獲得に貢献。同年のアジアチャンピオンズリーグでは、Jリーグ勢最高位となる4強進出に導いた。
スペイン代表、バルセロナで名を馳せた世界屈指のクラッキは神戸から離れるが、チームは現在首位に立っている。
イニエスタと別れた後の恩恵と、リーグ制覇を狙う神戸が抱える課題などを分析した。
移籍金は発生しない
イニエスタと神戸は今季末までの契約を結んでいたが、7月1日のJ1リーグ札幌戦を最後にクラブから離れる。
リリースでは退団と明記されているため、シーズン半ばでの双方合意の契約解除となる。
そのためイニエスタはフリーとなるためゼロ円移籍が可能になり、移籍金は発生しない。
年齢やフィジカル面の衰え、チームへの貢献や引退後の関係性も考慮しての契約解除と推測できる。
仮に移籍金が発生していた場合は『transfermarkt』の推定移籍金によると120万ユーロ(約1億8千万)。この移籍金満額とはいかないまでも、神戸にとってはそれ程大きな収益にならなかった可能性が高い。
目先の移籍金より、今後のイニエスタとの関係性に価値を見出したと推察できる。