新たなワールドクラス獲得か複数の即戦力を補強か
これまで神戸は数多くのワールドクラスを獲得してきた。
さかのぼればバルセロナとレアル・マドリーで伝説的な活躍をした元デンマーク代表MFミカエル・ラウドルップに始まり、ポドルスキ、イニエスタ、FWダビド・ビジャ、DFトーマス・ヴェルマーレンと早々たるレジェンドが顔を並べる。
夏季にイニエスタに代わる新たなワールドクラスを獲得することは神戸なら可能だろう。だが先述した層の薄さなどを解決しなければならないため、現実的な課題を考えればその選択は、リーグタイトルを狙う神戸にとって首を絞める選択になりかねない。
元日本代表、もしくは日本代表当落線上の欧州クラブに所属する選手や、ネームバリューは低くても高い確率で結果をもたらす実績のある外国籍選手など、複数の即戦力を獲得する方針が課題の解決につながる可能性が高い。
もちろん複数の即戦力を獲得する場合は、余剰戦力の完全移籍または期限付き移籍での放出など人員整理は必要となる。そのためフロントに課されるタスクは非常に多い。
イニエスタの退団が決定したが、チームは多くの課題が残っている。
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新たにアイコニックなワールドクラスを獲得するか、それとも複数の即戦力を補強してリーグ制覇を引き寄せるのか。分水嶺に立たされている神戸の動向を見守っていきたい。