今や世界的なドリブラーとして注目されているブライトンの日本代表MF三笘薫。

2020年に川崎フロンターレでプロ入りをした彼がその3年後、世界最高峰のプレミアリーグでビッグクラブを相手に活躍していることを想像した人は少なかったはずだ。

とはいえ、プロ1年目からJリーグでMVP級のパフォーマンスを見せていたことも見逃せない。今見ても信じられないようなプレーばかりだ。

Jリーグで“スペシャルな能力”を持つ選手といえば、ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタも代表格。彼のドリブルもまた三笘とは少し違うところで異次元の上手さがある。

三笘とイニエスタ。両者のドリブルにはどんな違いがあるのか。二人をよく知るヴィッセル神戸DF山川哲史に尋ねたところ、こんな答えが返ってきた。

「お互いに相手の重心を見ているというか、どちらの足に体重がかかっているかを見て、逆を取ってくる感じがすごく似ていると思います。薫はそこからどちらかというとスピードで抜いていく感じなんですけど、アンドレスの場合は…何て言うんですかね。一瞬のスピードが速くて、ボールが足もとから離れずにドリブルをしてきます」