現在久保建英が所属しているラ・リーガのレアル・ソシエダ。
バスク地方では地元に縁がある人物しか獲得しないという「純血主義」のアスレティック・ビルバオがナンバーワンのクラブである。
レアル・ソシエダはそれに次ぐ2番手であるため、ユースの選手集めに関してはビルバオとは違ったアプローチが必要であったという。
『Forbes』によれば、その鍵はピッチ外の「充実した教育プログラム」にあるとのこと。ユースの選手のみならず、トップチームの若手も含め、練習場のズビエタから徒歩5分にあるスクールで教育を受けられる。
これまで57名の選手がこの教育プログラムに参加し、これまでサッカーを理由に中退した者は1人もいないとのこと。またトップチームに進むかどうかにかかわらず、選手を続けなくてもプログラムを受け続けることができるそうだ。
ユース選手だけでなくトップチームの選手にも教育プログラムが充実しており、アシエル・イジャラメンディは幼児教育の勉強中であるという。
ミケル・オヤルサバルは先日まで怪我で長期離脱をしていたが、その間に経営学の学位を取得している。またマルティン・スビメンディとアイヘン・ムニョスは身体活動と健康科学を学んだとのこと。
また女子チームの選手も同じプログラムが提供されており、ネレア・エイサギレはすでに教師の資格を取得しており、マディ・トーレは医学の学位を手にしてから5年が経っている。
アンデル・ゲバラに至ってはなんとプログラムを経て弁護士資格を取得しており、セカンドキャリアへの準備も並行して行っているという。
アンデル・ゲバラ
「僕がまだ勉強していたころは、午前中に練習をして、午後は授業を受けていたよ。法律学については毎日通う必要はなかったけど、より良い学びをするためにいつも出席していた。サッカーに夢中になって道を見失わないようにね」
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レアル・ソシエダはクラブとしてとにかく教育プログラムと勉強に取り組むことを奨励しており、ピッチ外でのキャリア形成に必要な資格取得を勧めているそうだ。