世界プロサッカー選手組合(FIFPro)は、木曜日に発表した報告書で現在のサッカー界における非常識なスケジュールについて警告した。
その報告書によれば、現在レアル・マドリーとブラジル代表でプレーしているヴィニシウス・ジュニオールは、22歳にしてすでに1万9000分近くの公式戦に出場しているとのこと。
これは同じ年齢の頃のロナウジーニョと比べて2倍ほどにあたり、この20年でどれだけ試合数が増加したかを示している。
また過剰なプレーの量についてはペドリやジュード・ベリンガムにも当てはまっているとのこと。
ペドリは当時のチャビ・エルナンデスと比べて1.25倍、ベリンガムはウェイン・ルーニーよりも1.3倍の試合をこなしている計算になるそうだ。
しかも、2024-25シーズンから新たにチャンピオンズリーグが36チーム制となり、クラブワールドカップが32チーム制に拡大される。
これによってトップ選手は2024-25シーズンに最大で89試合をプレーしなければならなくなる可能性があり、それまでと比べて1割以上増加することになるようだ。
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ただでさえ過密なスケジュールが求められている現在のサッカー界。その負担については長く懸念が示されているにもかかわらず、試合数は増加する一方となっている。