FW:ニハト・カフヴェチ
現在:解説者
このシーズンのレアル・ソシエダといえば伝説的2トップの存在なしに語れないものがある。その一人がトルコの名FWニハト・カフヴェチだ。豊かなスピードを生かしてラインを破るプレーが魅力で、この2002-03シーズンには23ゴールを奪取。強烈な得点力を見せ、チームの躍進に大きく貢献した。
2006年に退団後はビジャレアルに移籍したが、そこではソシエダ時代にも経験した前十字靭帯断裂を再発させてしまい、苦しい時間を過ごした。2009年にトルコへと戻ってベシクタシュに所属するも、クアレスマと衝突したことでクラブから契約を解除されてしまい、不満いっぱいの中で現役引退している。
その後は指導者としてビジャレアルやトルコ代表のコーチを務めたが、現在は主にコメンテーターとしてトルコのメディアで活躍している。
FW:ダルコ・コヴァチェヴィッチ
現在:セルビアサッカー協会ディレクター
ニハト・カフヴェチとともに凸凹ツートップを組んだのがセルビア・モンテネグロ代表FWのダルコ・コヴァチェヴィッチだ。圧倒的なパワーと高さを武器に大きな活躍を見せた。
レアル・ソシエダに加入したのが1996年で、その後1999年にユヴェントスへと引き抜かれたもののイタリアでは活躍できず。2001年に復帰し、それから再ブレイクを果たした。ただ2007年にオリンピアコスへと移籍したあとで心臓病が発覚し、現役引退を余儀なくされている。
その後は2010年からオリンピアコスのスポーツディレクターを務め、2018年からはセルビアサッカー協会のディレクターに就任した。2020年にはアテネの自宅前で暗殺者の襲撃を受けるも、なんとか銃弾を避けて逃走に成功している。