「ある日の練習で足を滑らせてしまい、ポール・スコールズを倒してしまったことを覚えている。
彼に『すみません、滑ってしまった』と言ったけれど、みんなは怒っていたよ。
次にボールを受けると彼からクソほど削られた。みんな笑っていたよ。素晴らしい、here we goってね。
(シーズン後に手術を受けた後、6週間動かなかったことで当時コーチだったフィル・ネヴィルには激怒された)
パスができなかった。自分がダメなことは分かっていた。
彼から隅に呼ばれると、『ユナイテッドでプレーしたいなら、いまよりはるかに良くならなければ話にならない』と言われた。
『そんなことは分かってんだよ!』って思ったね。
怪我から復帰したばかりで、実質1年ほどプレーしていなかったし、ユナイテッドの選手という実感もまだなかった。
そういう些細なことにイラついた。そんなことは言われるまでもなかった。
コーチとしてやっただけだし、フィルに恨みもないけれど、あれにはちょっと腹が立ったね」
ユナイテッドでは孤立してしまい、先輩からの厳しい洗礼も浴びたとか。
なお、29歳になったパウエルは英4部ストックポートでプレーしている。