8月2日、味の素フィールド西が丘で第47回日本クラブユースサッカー選手権大会の決勝戦が行われた。
日本クラブユースサッカー選手権大会は、Jリーグに所属しているクラブのU-18に当たる32チームが参加し、グループステージとトーナメントで頂点を争うもの。試合は前後半40分ずつの80分で行われる。
ここまで勝ち上がってきたのはガンバ大阪ユースとFC東京ユースの2チーム。
ガンバ大阪はサンフレッチェ広島、大分トリニータ、そしてファジアーノ岡山を、FC東京は川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、清水エスパルスを撃破して決勝に駒を進めてきた。
この2チームが対戦したファイナルは非常に激しい戦いとなり、26分にガンバ大阪が安藤陸登のゴールで先制すると、その2分後にFC東京が山口太陽の同点弾で追いつくことに成功する。
さらに69分にFC東京が永野修都のゴールで逆転するが、77分にはガンバ大阪が當野泰生の得点で追いつく。
そして後半アディショナルタイムにガンバ大阪が武井遼太朗のシュートで突き放したものの、ラストプレーで永野修都が同点弾。なんとFC東京がギリギリで追いつき、3-3で延長戦に突入した。そして10分ハーフの延長戦では一転スコアは動かず、決着はPK戦に持ち込まれることに。
そのPK戦も熾烈なものとなり、先攻のFC東京が一人目を失敗するも、ガンバ大阪の4人目が失敗してサドンデスに。
決着がついたのは7人目。FC東京の佐々木将英が失敗し、ガンバ大阪がこれを決めれば勝利というところで、キッカーとしてペナルティエリアに足を踏み入れたのは遠藤楓仁。あの遠藤保仁の息子である(動画2:37:45~)。
彼が遠藤保仁そっくりのゆったりしたフォームで正確なシュートを叩き込み、これでガンバ大阪が日本クラブユースサッカー選手権優勝を果たした。
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表彰式ではガンバ大阪ユースの第一期生としても知られる日本サッカー協会専務理事の宮本恒靖氏もプレゼンターの一人として登場していた。