迷いなく決断した
そしてマタとヴァーチェイも入団の経緯を話した。
マタ
「昔からこの国に来たいという思いがずっとあったというのが大きいです。これまで一度2012年に チェルシーでクラブワールドカップを対戦 したとき(日本)に訪れたことがあるだけで、そのときは横浜でプレーをしたんですけども、そのときもすごくいい思い出として残っています。
ヴィッセル神戸でからオファーが来て日本でプレーするチャンスが来たときには、自分としては本当に迷いはなく決断をすることができました。
もちろん、このクラブがアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、フェルマーレン、ポドルスキーといった選手が在籍したこと。いま多くの素晴らしい日本人選手が在籍しているチームだということは、その決断をよりしやすくしました。
この国でこの文化に触れながらタイトル争いをすることができるというところも、自分にとっては大きな決断の要因の一つでした。自分たち2人にとってこれからチームに関わってタイトル争いに関わっていけるというのは、すごくワクワクするものですし、期待感大きいです」
ヴァーチェイ
「自分もヨーロッパのいろんなクラブからオファーはあったんですけども、ヴィッセルからオファーが届いたときに本当にワクワクしました。これがベストの選択肢だと、ベストオファーと感じ ました。
それは1つヴィッセルのプロジェクトを説明していく中で、初めての優勝がかかっているというところで、それに関わっていくというところが自分にとっては大きなものでした。
同時にリーグの質というところも自分にとっては重要で、いま私は代表でもプレーしていますが、来年の重要な代表での戦いに向けて代表チームに呼ばれ続けるために、高いレベルでプレイするというのは重要です。
そしてもちろん、この国の印象というところもすごくいいものを持っていましたし、この国でプレーできることは自分にとって重要な要因の一つでした」
この日行われたJ1第26節ホーム京都サンガF.C.戦で2人は神戸のユニフォームを身にまとって、サポーターにあいさつした。試合終了後はイレブンと肩を組みながらサポーターが歌い上げる神戸讃歌を体感していた。
【関連記事】J1神戸獲得報道の元スペイン代表MFフアン・マタ!神戸の堅守速攻スタイルのラストピースとなる可能性
実力者が加わり、神戸はリーグ初制覇に向けてのラストピースがそろった。きょうの勝利で単独首位に返り咲いた神戸は、勢いそのままに優勝街道を駆け抜ける。