日本代表は9日、ドイツとヴォルフスブルクのフォルクスワーゲン・アレーナで対戦し、4-1の快勝を収めた。
ワールドカップ以来の再戦。日本のスタメンはGKが国内組の大迫敬介、DFラインは右から菅原由勢、板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝と並び、中盤の底に遠藤航と守田英正。2列目に伊東純也、鎌田大地、三笘薫が入り、1トップは上田綺世が務めた。
日本は4-3-3のドイツに対し、ハイラインを敷きながら積極的にプレッシャーをかけ、11分に菅原の高速クロスをニアで伊東が合わせて先制。22分にルロイ・サネの同点弾を許すが、3分後の22分に再び突き放す。
1点目同様、冨安のロングパスが起点となり、オーバーラップした菅原がクロス。伊東は触るのが精いっぱいだったが、抜けてきたボールを上田が左足で面を作ってうまく合わせ、勝ち越し弾を手にする。
41分には相手DFラインでのパスが乱れ、上田が1対1のチャンスを迎えるもこれはマルク=アンドレ・テア=シュテーゲンに防がれた。日本が1点をリードして試合を折り返す。
前半は右ウィングの位置で張るサネがフリーになりがちだったこともあってか、日本は後半からシステムを3バックに変更。59分には鎌田と上田に代えて谷口彰悟と浅野琢磨を投入し、よりカウンターを重視した戦い方を選択する。
狙い通り三笘のパスから浅野が決定機を迎える場面もあったがこれは決められず。しかしドイツの繋ぎを外回しにしたことで嫌なボールの入れられ方は減り、終盤にかけて久保建英、田中碧、橋岡大樹、堂安律を投入して守備の強度も落とさない。
90分には高い位置でボールを奪った久保から浅野、後半アディショナルタイムにも久保の正確なクロスから田中と、立て続けに追加点を奪った日本。
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ホームでのリベンジに燃えるドイツを4-1で見事に返り討ちにし、チームとしての成長が感じられる結果を手にした。