酸素タンクと称された無尽蔵の運動量

パク・チソン

現在:引退

国籍:韓国

所属したJリーグクラブ:京都パープルサンガ(現、京都サンガF.C.)

ポジション:攻撃的ミッドフィールダー

韓国では平凡な選手だったというパク・チソンは、2000年にミョンジ大学校から京都へ加入すると才能を覚醒し始める。加入初年度はJ1で控えとして出場したが、J2に降格した翌シーズンは豊富な運動量とゴール前に積極的に絡む攻撃センスでリーグ戦38試合3得点でJ1復帰の原動力となった。

その後J1でもリーグ戦25試合7得点と活躍したシーズンでは、2002年ワールドカップ日韓大会で韓国代表のベスト4入りに貢献した。実力が認められる形で同年にオランダ1部PSVに移籍し、2005年には世界屈指の名門マンチェスター・ユナイテッドに加入した。2014年に現役引退。

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豊富な運動量で献身的にピッチ上を駆け抜けるスタイルはイングランドで「オキシジェン・タンク(酸素タンク)」と称された。人格者でピッチ内外の振る舞いは紳士そのもの。国内外から尊敬を集める韓国のレジェンドは、引退して9年が経過したいまでも日本のファンから愛されている。

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