Jリーグが開幕してから30年が経過し、数多くの日本人ストライカーが記録にも記憶にも残る活躍を見せてきた。
優れたフォワードたちはチームを救い、タイトルに導いた。攻撃の花形ポジションは魅力にあふれている。
今回はJリーグで得点を量産した優れた日本人ストライカー5人を選出した。
広島で輝きを放った和製インザーギ
佐藤寿人
主に活躍したチーム:サンフレッチェ広島
J1通算161得点で歴代3位の記録を持つ佐藤は、一瞬のスピード、判断の速さ、相手の隙をつくタイミングで裏へ抜け出す能力に長けたストライカーだ。
2012年にはリーグ戦34試合22得点でJ1得点王、リーグMVP、日本年間最優秀選手賞の個人三冠を果たし、広島をJ1初優勝へと導いた。
その後も2013、2015シーズンもチームのリーグ制覇に大きく貢献。オフサイドラインギリギリで勝負する姿は、敬愛するフィリッポ・インザーギを彷彿させる完成度だった。