試合には欠かせない存在である審判。ビッグクラブの試合を担当する際にはプレッシャーがかかるもの。
そうしたなか、かつてラ・リーガで笛を吹いた元審判員の発言が話題になっている。
『ElDesmarque』によれば、エストラーダ・フェルナンデス氏がこんな話をしていたそう。
「審判はコンディションに左右される。
地元のローカルチームとバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーなどのビッグクラブで審判を担当するのは違う。
もし、ミスをすれば、委員会から処分される。しかも、もう大きな試合を審判することはできない。
2009年の私の例がある。クリスティアーノ・ロナウドを退場にさせたら、そのシーズンはレアル戦を担当できなかった。
メディアの影響もあるし、ジャッジを下す時には慎重にならざるをえない」
同氏がロナウドを退場させたのは、2009年12月にサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル対アルメリア戦。
ロナウドは終盤にゴールを決めた後にユニフォームを脱いでイエローカードを提示されると、その3分後には相手に報復のキックを見舞って2枚目を提示された。
これが初のレアル戦だったエストラーダ・フェルナンデス氏が次にレアル戦を担当したのは、3年後の2012年11月だった。
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なお、同氏はその後も何度もレアル戦を担当しており、2019年のセルタ戦では相手の踵を踏んだルカ・モドリッチに一発退場を宣告している。
ただ、そのシーズンはその後に行われたレアル対アトレティコ、レアル対ソシエダ戦も主審を担当した。