U-22日本代表は7日、アジア競技大会の決勝で韓国と対戦し、内野航太郎のゴールで先制したものの逆転負け。2大会連続の銀メダルに終わった。

準決勝から中2日となった決勝戦。日本は相手が香港だったこともあり準決勝でターンオーバーを実施。比較的フレッシュな状態でこの日韓戦を迎えた。

先発は、GKが藤田和輝(栃木SC)。DFは4バックで、右から吉田真那斗(鹿屋体育大)、馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)、山﨑大地(サンフレッチェ広島)、奥田勇斗(桃山学院大)。

中盤はアンカー気味に松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)が立ち、インサイドハーフは右に重見柾斗(福岡大)、左に西川潤(サガン鳥栖)。サイドは右を松村優太(鹿島アントラーズ)、左を佐藤恵允(ブレーメン)が務め、トップには内野(筑波大)が入った。

対する韓国は、金メダルに兵役免除がかかっているため最強布陣。イ・ガンインやチョン・ウヨンといったU-24の主力メンバーにオーバーエイジ3名を加えたチームで順当に決勝まで勝ち上がってきた。

試合はいきなり動く。2分、佐藤が強引な突破で左サイドをえぐると、最後は内野が冷静にニアの高めを抜き、日本が先制点を奪う。

韓国は慎重な入りで、高い位置からプレッシャーはかけず、縦に入ったところを激しく寄せていくスタイル。日本は低い位置ではボールを持てるもののその先がなかなか見いだせず、受け手を探す中でミスが頻発し始める。

迎えた27分、日本がゴール前に押し込まれ、右サイドからのクロスを一番ファーサイドにいたチョン・ウヨン。吉田が目測を誤りフリーで合わせられ同点弾を許した。

リードされている時点から落ち着いたゲーム運びを見せていた韓国。同点に追いついたことで一つ一つのプレー精度も増し、後半も試合を支配していく。

56分、ファン・ジェウォンに中央をドリブル突破され、最後は10番のチョ・ヨンウクがGK藤田の股を抜く冷静なシュート。日本は今大会初めてリードを許す展開となった。

個の局面で勝てない日本は後半なかなかシュートまでいくことができず。終盤勝利を意識して消極的になった韓国を攻め立てたものの、同点ゴールを奪うことはできなかった。

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結局アディショナルタイム6分をしのいだ韓国が3大会連続の金メダルを獲得。若き日本代表は前回大会に続き銀メダルに終わっている。

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