リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表は昨年末のワールドカップで優勝を遂げた。

かつてそのアルゼンチン代表として活躍したカルロス・テベスは39歳になった現在、アルゼンチン1部リーグのインデペンティエンテで監督を務めている。

Oleによれば、そのテベスはこんな話をしていたそう。

「神経科学に関連したスピード計算をやる。

選手たちが体力的に苦しくなったところで、2+2のような問題を解かせる。

チームにいる3人の子が、1部リーグでプレーしている時は足し算や引き算を知らなかったと伝えてきた。

これは貧困だ。あの子たちに食べ物を与えたり、多くの手助けをすることができるが、勉強は…。

それは彼らが自分を守る術や、自分が何にサインしているかを理解するためのもの。

彼らに教師をつけて練習後に2時間勉強できるようにするためにクラブとともにプロジェクトを立ち上げた。

契約書で何にサインしているかを理解できなければ、家族を助けるのは非常に難しい」

簡単な計算ができない若手選手もいたようで、勉学をサポートするためのプロジェクトをユース年代で始めたという。

インデではこれまでも学校教育を受けていない子たちへのサポートをしてきたというが、今年からは全ての子が学校に通わなければいけないという制度を導入したそう。

下宿の子たちはクラブの学校に通い、子供たちが通うために公立高校と協定も結んだとか。さらに、学校での成績は各カテゴリーのコーチによって厳しくチェックされ、問題があった場合にはスポーツ的な制裁が科されることもあるとのこと。

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テベス自身もブエノスアイレスの貧困地区出身。2016年のインタビューでは「それが自分の本質。俺は学校ではなくストリートで教育された。食う物は何もなかったが、誰かがめぐんでくれたりした。(幼少期に負った顔の火傷を隠すための手術をしなかったのは)全てには理由があるし、鏡を見れば、自分がどこから来たのかを思い出す。火傷したのは幼い頃だったので、それを見ると人生の一部だと分かる。幼い頃にとても幸せだった事も覚えているし、誰にも恨みはない。(娘たちは)自分の幼少期とは異なる環境にいる。もちろん、子供たちには最高のものを与えたいけれど、つけあがらせてはいけない。子供たちには勉強しろと言っているし、iPadも簡単には手に入らないと伝えている。近所に連れて行って、どれほど大変かを見せるのも好きなんだ」などと話している。

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