この2つのユニフォームは今季のホーム(グリーン)とアウェイ。非常にビビッドな色使いだが、FGRは昔からこのようなキットカラーだったわけではない。

2010-11シーズンに胸スポンサーがエネルギー関連企業「ecotricity」に変わると、それまでの白黒縦じまデザインからグリーンへキットカラーを変更。この色は「ecotricity」のコーポレートカラーだった。クラブがエコ路線をスタートしたのもこの時期からだ。

そしてほぼ同時にクラブの会長に就任したのが、同社の社長(当時)だったデール・ヴィンス現会長である。

この会長こそがシー・シェパード(正確には団体のイギリス支部)の熱心な後援者だ。同団体とは数年前からの関係で、ビジネスパートナーではなくチャリティパートナー。胸ロゴも営利目的ではない。

このユニフォームデザインも、同団体が保有する船のダズル迷彩柄をモチーフにしたものと思われる。

サードユニフォームの収益の一部は海洋保護のために寄付されるとのことだが、その寄付先はおそらくシー・シェパードだろう。

過去にもユニフォームの売り上げを寄付している“実績”があり、ある意味では同団体のPRと寄付のためにサードユニフォームが存在するとも解釈できるのだ。

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シー・シェパードの胸ロゴを付けた23-24サードユニフォームは、クラブ公式オンラインストアやUmbroオンラインストアで販売中。

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