(木崎伸也さんが、久保のCKやFKがうまくなった理由は言えない話でしたっけと聞くと)
言えない話ではないんですけど、長年ずっと僕が彼に伝えてきた軸足抜き・蹴り足着地っていう蹴り方で蹴っていたんですけど。
ただ、どうしても気持ちが入ってしまったり、さっき言ったように焦りや力みがあるとフォームがほんの少し崩れるんですよね。それを崩さない体の動きを身につけられたからだと思います。
ここ1年くらいだと思うんですけど、今年入ってからくらいですかね、かなり変わってきたなと僕も見ていて如実に分かるくらい。
シュートやセットプレーのキックのクオリティっていうのは…(セットプレーは)止まったところからスタートするので、ある意味ゼロイチじゃないですか。だから、あまり他の影響を受けないので。
相当コーナーキックとかのボールも質が高くなったと思うんですよね。ソシエダでもめちゃめちゃいいボール蹴ってるんですよね。
以前に比べると格段に精度もスピードも上がってるので。それはもう体の使い方です、言ったら。特にお尻の部分ですね。
股関節とかお尻の部分の使い方がすごいよくなったので、それでよくなりましたと僕は思います見ていて。
久保は思考と技術がうまくつながり、臀部などの使い方も上達したとのこと。
なお、軸足抜き・蹴り足着地というのは、「ボールを蹴ったと同時に軸足の力を抜き、ジャンプして蹴り足で着地する」というものだそう。