AFCチャンピオンズリーグのグループステージで首位に立つ川崎フロンターレ。
先月24日のパトゥム・ユナイテッド(タイ)戦にも4-2で勝利したが、敵地では物議を醸す判定もあった。
終盤にGKチョン・ソンリョンが相手選手と接触するとイラン人主審はすぐさまPKを宣告したのだ(動画6分42秒から)。
チョン・ソンリョンはボールを掴んだ後に膝を上げた際に相手と接触。微妙な接触だったが、VARは介入せず、そのままPKとなった。
DAZNのJリーグジャッジリプレイでは、この判定をピックアップ。
この試合で実況を担当したアナウンサーの桑原学さんは「中継を担当していたんですけど、正直に言うと、久しぶりにちょっと『えっ!?』っていうジャッジが連発されたゲームだったな」と話していた。
一方、元日本代表DF坪井慶介は、チョン・ソンリョンのプレーとしては膝を上げるタイミングが遅く、審判への印象としてよくなかったと指摘。やや安易なプレーだったとしつつ、VARが介入しなかったことは疑問視していた。そのうえで、こんな意見も口にしている。
「サッカーという部分で、倒れた相手の選手…これでPKになるじゃないですか。
本当にそれでいいの?と思っちゃう。
これもサッカー、スポーツの一部と言ってしまえばそうなんですけど、よくマリーシアって言葉もありますけどね。
けど、本当にそれでいいのかなって僕は思っちゃいます」
微妙な接触でPKをアピールした相手選手のスポーツマンシップにも疑問を呈していたようだ。
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ACL3連勝の川崎は7日にホームでパトゥムと再戦する。