日本代表メンバーのキャンプでの模様が配信されている「Team Cam」。
今回は静岡で行われるアルゼンチン代表との親善試合に向けて準備を進めているU-22日本代表の様子が公開された。
その中でインタビューを受けていたのは、今年夏にガンバ大阪からベルギーのシント=トロイデンに移籍した山本理仁。
彼は現在のチームについて以下のように話していた。
山本理仁
「チームのまとまりはすごくあると思います。仲がいいです。ケイン(佐藤恵允)とかコミュニケーション能力が高いですからね。
初招集の選手って普通は入りづらいじゃないですか。今回だったら福田師王とか、植中朝日とかが追加で来ましたけど。
そういう選手を集めて「人狼」とか結構な大人数でやったりするんですよ。なかなか他ではないことだと思うし、チーム力や和がすごくありますね。
チームの立ち上げのときの遠征から、『全員がA代表を目指してやるグループなんだ』というのは言われてきました。
全員がそれはわかっているし、そういった選手でないと残れないグループだと思っています。常にみんながそれを考えています。
来年4月のアジア最終予選は僕たちが一番集中して臨まなければいけないし、それを勝たないとパリ五輪には出られない。そのための活動にしたいですね。
アジア1次予選をやって『簡単じゃないな』というのはみんなが感じた。オリンピックに出ることは簡単じゃない。
まだパリ五輪よりはその予選に目を向けてやらないと、足を掬われてしまうという危機感を持っていますね。
オランダやイングランドと互角以上にやれたという手応えもありますが、9月のU-23アジアカップはそれとはまた違った戦いだったと感じました。
僕はU-15から代表に入っていて、自分が一番上の歳でオリンピックに出られるというのはわかっていましたし、だからこそ出たいと思っていました。
本当はU-20のワールドカップがあったんですけど、コロナで中止になって、世界大会には縁がなかった。だからこそ全員がパリ五輪に出たいという気持ちは強いですし、僕もその一人です」
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コロナウイルスの影響によって国際舞台に出られなかった世代である山本理仁とU-22代表チーム。パリ五輪に出たいという意識は否が応でも高くなるようだ。